【書評】あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門
将来の100万円より今の100万円の方が価値が高いことを説明できますか?
あれか、これか 「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門 [ 野口真人 ] 価格:1,760円 |
■タイトル: あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門
■著者:野口真人
■ジャンル:会計・ファイナンス
■要約:「ギザのピラミッド、ヴェルサイユ宮殿、現金10億円」――この3つのうち、どれでも好きなものが選べるとしたら、あなたはどれを選ぶだろうか?
という問いから始まり、ファイナンス思考における意思決定の方法を解説している。
また、ファイナンスの基本的な考え方だけではなく、お金現在価値や割引率、投資におけるリスクの定義(標準偏差、ボラティリティ)、現代ポートフォリオ理論、分散投資、オプションの考えまでファイナンスの大枠についての説明が平易な文章と具体例を用いて説明している。
■ひと言:ファイナンスの基本中の基本がわかる本と言える。会計士でもファイナンスって何?と問われると説明できない人が多いため、この本を読んでいれば大枠は簡単に抑えられるのではないか。
ファイナンスに興味がある方はファイナンスの入り口として読む価値があるのではないか。