【書評】新しい経営学
あなたは、経営戦略って何?に答えられますか?
価格:2,200円 |
■タイトル: 新しい経営学
■著者:三谷 宏治
■ジャンル:経営戦略
■要約:経営学の論点を、ビジネスのステータに応じて切り分けて説明している。
経営学には大きく
「経営戦略、マーケティング、アカウンティング、ファイナンス、組織論、オペレーション」の6分野があり、
ビジネスのステータスに応じた経営学の使い分けを説明している。
例えば、誰に対して価値を提供するというターゲティングの際には、経営戦略・マーケティングの知識が必要となり、価値を現状の組織で最適に提供するためには、ケイパビリティの論点となり、組織論やオペレーションの考え方が必要となる。
■ひと言:経営学の本をたくさん読んできたが、この本が一番、体系的でわかりやすいと感じた。
経営学というと、組織論やオペレーションの目が行きがちだが、大前提としてターゲティングがずれてたら何もかもうまくいかないわけなので、より前方のターゲティングやマーケの論点から経営学が始まるという構成にはすごく納得感があった。
この本は、誰かに経営学を教えてあげたい人や、
そもそも経営学って何という方におすすめ。
経家学の本を多く読んだことがある方も、結局経営学っ何かを言えない場合も多いので(私もそうでした・・)、そんな方にもおすすめ。