【書評】結果を出すのに必要なまわりを巻き込む技術

■タイトル: 結果を出すのに必要なまわりを巻き込む技術

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■著者:小林 正典


■ジャンル:マーケティング

 

■概要:商品やサービスが売れない時代に、

『チーザ』『クラッツ』『バトンドール』と次々とヒット商品を生み出し、

現在は国民的お菓子である「ポッキー」など、

同社のチョコレート部門の責任者を務める小林氏。

苦悩のなかで同氏が気づいた「ヒットは1人では生み出せない」という考え方は、商品(サービス)開発に従事する人だけなく、業に所属し、結果を求められる人すべてに共通するもの。

 

本書は、小林流の「まわりを巻き込むことで結果を出す」方法を紹介する一冊。

 

■ひと言:マーケティングの本と思って読んだものの、どちらかというと組織をどのように同じ方向にもっていくかという観点が多い内容であった。

その点では、組織論でもあると言える。

 

森岡氏のほんにあった通り、マーケティングは組織論が重要という考えがあるが、小林氏もグリコでのマーケティングとして働く中で、無意識に同じ考えに至ったのではないかと推測する。

 

マーケティングの成功は、顧客を動かす前に、自社組織を動かすことができなければ、成功はないのかもしれない。