【書評】モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
■タイトル: モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
■著者:ダニエル・ピンク 、 大前 研一
■ジャンル:自己研鑽
■概要:〈モチベーション3.0〉とは何か?
コンピューター同様、社会にも人を動かすための基本ソフト(OS)がある。
〈モチベーション1.0〉…生存(サバイバル)を目的としていた人類最初のOS 。
〈モチベーション2.0〉…アメとムチ=信賞必罰に基づく与えられた動機づけによるOS。ルーチンワーク中心の時代には有効だったが、21世紀を迎えて機能不全に陥る。
〈モチベーション3.0〉…自分の内面から湧き出る「やる気!=ドライブ!」に基づくOS。活気ある社会や組織をつくるための新しい「やる気!」の基本形。
20世紀の半ば、数人の科学者が、人間には従来とは異なる動機づけもある、と主張するようになった――いわゆる「内発的動機づけ」だ。その後数十年の間、行動科学者はその原動力を解明し効能を説明してきたが、残念なことにビジネスの世界はこの新たな認識を十分に生かしきれていない。組織を強化し、人生を高め、よりよい世界を作るべく、ダニエル・ピンクが科学の知識とビジネスの現場の間に横たわるギャップを埋めた意欲作。
■ひと言:モチベーションもって仕事するって何だろう?と悩んでいるときにパートナーから勧められた一冊。
自分のモチベーションを上げるというよりも、現在の後輩たちをどうやって動機づけるかが学べた。
過去の飴と鞭は通じなくなってきており、目的性・自律性・成長性を促すことが大事になっている。
これを読んでからは後輩との関係性は、上司と部下の関係性よりも、親と子の様な感覚でいないと駄目なのではないかと感じ、そういう感じでやっていると案外しっくり物事が回っている気がする。