【書評】俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

あなたはコスパ派ですか? 居心地派ですか?

俺のイタリアン、俺のフレンチ ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方 [ 坂本孝 ]

価格:1,650円
(2020/2/14 23:04時点)
感想(4件)

 

■タイトル: 俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

 

■著者:坂本孝

 

■ジャンル:経営戦略

 

■要約:ビジネスの戦いに勝つ条件は、そのビジネスモデルに「競争優位性」があり、参入障壁が高いことが重要である。


筆者はブックオフの創業者でもあり、全く別の業種での競争優位性の出し方が書かれている。


俺のシリーズでは飲食業界の常識である原価率20%程度ではなく、原価をじゃぶじゅぶかけ顧客を集めるものの、長いしづらい店作りによる回転率の増加で勝負する形態となっており、ここに競争優位がある。


参入障壁としては、一流のシェフを連れてくることにより、実現をしている。一流のシェフが集まる要因は、このビジネスモデルが飲食業界で革新的なチャレンジであることによるミッションへの共感ではないだろうか。

 

■ひと言:俺のシリーズは個人的にすごく好き。

結局どんなお店に行っても二次会に行きがちなので、最初はコスパの良さにより満足感を得たいのだと思う。


内容としては、飲食店のサクセスストーリーだが、イノベーションの起こし方の実践編といってもよいかもしれない。

やはりイノベーションは起こすためには、現状を疑うことと、顧客のニーズのずれを見逃さないことにあるのだと改めて痛感した。


イノベーションを起こしたい方におススメ